成年後見制度中核機関
室戸市では、成年後見制度利用促進の中核機関を室戸市社会福祉協議会に設置しています。権利擁護の地域連携ネットワークにおける中核的な役割を担い、下記の機能を段階的に整備し、成年後見制度の利用促進に取り組んでいます。
成年後見制度とは認知症や障がいなどによって、ものごとを判断する能力が十分ではない方に対し、後見人等が本人に代わって財産や権利を守るなど、ご本人を法律的に支援する制度です。
成年後見制度には①法定後見制度と②任意後見制度があります。
①法定後見制度・・・本人の判断能力が不十分になった後、家庭裁判所によって、成年後見人等が選ばれる制度です。本人の判断能力によってさらに、後見・保佐・補助の3種類に分けられます。②任意後見制度・・・判断能力が十分にある人が、近い将来に判断能力が不十分になることを想定し、あらかじめ後見人になってもらう人を決めておく制度です。親族や専門職の他、信頼できる任意の人と契約できます。
〇 成年後見制度中核機関の役割
- 広報・啓発・・・広報誌等で周知・啓発。制度に係る研修会の実施。
- 相談・・・制度についての相談受付。必要に応じて専門機関へ紹介。
- 利用促進・・・申立てに係る相談・支援。適切な後見人の推薦。
- 後見人支援・・・親族後見人や専門職後見人等の相談対応。
